Island 2

ウェディングをキーに業界を検証するメモ

ウェディング会場の効果的な運営のためのシステムの要件(1)

中の人のメモです。

 

ブライダル業界の知恵袋さんのシステムについての記事(ttps://ichimarke.net/bridal-customer-management-system)の冒頭を元にすると(パクりじゃないです、リスペクトです)、

ウェディング業界は(改善した結婚式場が増えたとはいえ)まだまだアナログな業界。今でも紙台帳や紙のファイルを使って顧客情報を管理している会社が多く、情報活用の面でも業務効率の面でもうまくやる方法はたっぷり残っていると言える。
もしあなたの結婚式場がそうであるなら、早めにシステムを入れてウェディングオペレーションをより効率化し、分析結果を効果的に活用したいところです。

ただ、一言でウェディングのシステムといってもたくさんのものがあり、判断が難しいケースも多い。となれば、今時のウェディング会場運営に適したシステムという視点はあなたの役に立つ(かも)。

ってなところでしょうか。顧客管理に限らずウェディングのお仕事に価値のあるシステムっていう目線で幅広にやる予定です。


ウェディングの事業で役に立つシステムとは

システムの性向ごとの分類は「ウェディングのお仕事で使うシステム比較 ver.2020-07(2)」でやったのでどちらかというと今回は目的ベースで。

今回の目的をちょっとブレイクすると

  • ウェディングオペレーションを効率化するシステム
  • ウェディング売上拡大のアクションへのスムーズな援用が可能なシステム

です。

それっぽいフレーズを並べても結果的に仕事が増えては意味がないので、既存のプランナーさんの業務と限りなくシンクロしていて業務ブロック単位で置き換えられるのが理想的。

なぜなら、システムはデジタル化という作業が必ず発生するので、その負担が既存のタスクの置き換えであれば作業量は等価で、一度デジタル化してしまえば「いいシステム」だとプロセスが進むにつれて重複作業を減らせるから。

ここで、「いいシステム」とわざわざ書くのは、それができているシステムが少ないから。「プランナーさんが作ったシステム」とか「現場から生まれたシステム」とか謳ってるのよく見かけるけど、「(業務フローのノウハウを持った)プランナーさん」「(優れて効率的な)現場」が 作った・生まれたシステムかどうかがポイントかな、と(怖い話、変なシステム入れるということは、そうでないオペレーションが標準化されるっていうことなわけで)。

個人的にsalese forceに惹かれないのもこの点につきる。ウェディング業界も一時期salese forceブームがあったけど結局大手含めほとんどが数年で離脱した理由がこの「いいシステム」にたどり着くことができなかったから。これは、salese forceのカスタムCRMベンダーにノウハウがなくて、かつ管理部門が開発内容をコントロールできなかったってことだもんね。

 業務ブロック単位、というのも「システム導入の結果総仕事量が増えない」という意味で重要です。システム的にこれをうまくやってるなぁと思うのはメイクィットESくらい。多くのウェディング会場向けシステムが「機能がある」あるいは「〇〇ができる」とレベルにとどまっていて「効果的に機能する」あるいは「効果的にできる」に至っていないなぁと思うのはもどかしいところ。

f:id:traveleatlove:20200714080150j:plain

 

逆に言うと、ノウハウとか自信があればチャレンジはあり。コンサルティングの余地も大いにありではある。それくらい「いいシステム」って少ないと思うので。

 

大分長くなったのでto be continue